なんでアニメって人気があるんだ?
三次元です。葉山です。
ふと、なぜドラマが話題に上がる頻度が減っている一方で、深夜帯のアニメの話題は絶えないんだ?と思って少し考えてみました。結論無しで書いておりますのでご注意ください。
デタラメを書いていくかもしれませんが、専門知識のない人間の私見でしかないのでそのつもりでお願いしますね。
二つが大きく違うのは実写かそうでないか というところですよね。
本来アニメは子供が見るものじゃないですか、と言うと決めつけるなと叱られてしまうのは目に見えているので「子供向けのコンテンツ」と言っておきましょうか。
あくまでもイメージです。きょうだいがテレビにかじりついている画を浮かべたとき、そこに映っているのはドラマじゃなくてアニメだよね という話です。
でも、なんでアニメなんだ?と考えたときに行き着いたのが、「情報の量」です。ある一コマを切り取った時にアニメはドラマなんかと比べると圧倒的に情報量が少ない。
情報量が少ない と言うとアニメが好きな人はムッとするかもしれないですね…良い意味で情報が少ないということです。不要な情報が取り除かれていると言った方が正しいでしょうか。いや、これも少し違いますね…不要な情報が描かれていない
この表現が一番僕の言いたいことが伝わるかもしれません。
これは、実写かそうでないかというのが大きいと僕は考えます。
実写だと現実のものを映しているため、やはりどこか馴れと言いますか、見たことのあるものになりますよね。背景、物、等々全てが です。そうすると、画面に映っている情報を一旦全て吸収してしまうんじゃないかと思うんですよね。自覚を伴っていないと思いますが…
それを経てから情報の取捨選択をしているのではないでしょうか?
できるだけ分かりやすく伝えようと思うんですが、詳しく書こうとすると大層なものに見えてしまって非常に残念です…要するに、ドラマの映像は現実感を持って自らの経験として見てしまう面があるんじゃないのかしら? ということです。実写なので現実感はあって当たり前だとは思いますが… 詳しく書こうとするとまどろっこしくなり簡潔に書こうとすると伝えたいことが伝えづらい…とても歯がゆいのですが、なんとなく雰囲気を察していただければそれで満足です。
一方でアニメは完全なるフィクション。ドラマももちろんフィクションなんですが、実写なので現実の内にありますよね。現実をねじったもの などと言えばいいでしょうか。その点アニメではまっさらなところにストーリーを作るので、重要なことしか描かれないんですよね。…いや、重要なこと“しか”ではないですね… 伝えるのが難しいな…なんて記事を書こうと思ってしまったんだ…
…などと書いているうちにまだマシかなという表現を思いつきました。ドラマなどは、いろんな色が混ざった絵から色を抽出していく という感覚で、アニメは白紙に絵の具のチューブから出した色をそのまま置いていく という感覚です。
白紙の上に脚色をしていくんだから、当然そこには描きたいもの、描く必要のあるものしか描かれていないよね ということです。
これは僕個人の感覚になるんですが、僕はどうしてもアニメを集中して観ることができないんですよね。集中して観ることができないというか…集中しなくても話が入ってくるから集中して観る必要無いじゃん?になっちゃうんですよね…これも情報が厳選されているからこそ生じる現象なんでしょうか。単に、僕がアニメにあまり熱心ではないからなのでしょうか…
ここまで アニメは情報が簡潔に示されている、簡潔だから人気がある ということで書いてきましたが、簡潔であればあるほどいい作品か となると決してそうではないように思います。さきにも書いたように、アニメは白紙に脚色をしていく という書き方なので、逆を言えば足すのも簡単なんですよね。この足す部分の質の高さが作品の質に関わってくるのではないかと思います。むしろそこだけの差なんじゃないかと思うわけですが… ドラマなんかはさきに書いたように現実からつまんでつまんで話を組み立てていくので、いかに分かりやすく組み立てられるか、要らない部分を削れるかで質が決まると思います。アニメは足す、ドラマは削る ということですね。
というわけで結論を書いていきたいと思います。
ドラマは作るときに削っていく作業をしているので、“+α、他との差”が分かり難い。
アニメは作るときに足していく作業をしているので、“+α、他との差”が分かり易い。
こう言うと少し極端かもしれませんが、ドラマは大衆向けに寄せていくほど評価されやすく、アニメは大衆向けから離していくほど評価される という傾向があるように思われます。
…書いてみて思いましたが、やはり極端ですね… まあ、そんなに簡単なことだったら名作で溢れかえってしまいますもんね…難しいからこそ、そこをくぐり抜けた名作と呼ばれるものがあるわけで…
結論:難しい
すみません、しっかりとした結論が出なくて… そもそも結論無しで書き始めたので当然ではあるんですが…
というより、結論出しちゃいけない問題だもんな…