筋肉痛とコーデュロイ

今回は、少し自分のことについて書こうと思います。葉山です。

最近僕が知った言葉の一つに「コーデュロイ」があります。

コーデュロイ - Wikipedia

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このような生地をコーデュロイと呼ぶそうなのですが、皆さんはご存知だったでしょうか?知っていて当然の言葉なんでしょうか…?とにかく、ファッションに疎い僕は最近になってこの言葉を初めて知りました… いつもなら、ファッション用語はよく知らないし、知らなくてもいいや と思って素通りするところなのですが、ことコーデュロイにおいてはそうもいかないのです。僕はコーデュロイとは因縁があるのです。

あれは僕が四歳の頃でした。当時保育園に通っていた僕は、母親に新しいズボンを買ってもらいました。ベージュのコーデュロイズボンです。しかし、当時の僕はこのズボンがどうにも嫌だったのです。はっきりと覚えているのですが、肌触り、デザイン性など全く気に食わなかったのです。四歳の僕はファッションにこだわりを持っていたようで…不思議なもんです。そんなわけで、買ってもらったきり履くのを渋っていました。

ある日、保育園の行事で遠足も兼ねてみかん狩りへ行くことになりました。みかん狩りを存分に楽しみ、その翌日のことです。朝起きてパジャマから着替える際、母親があのベージュのコーデュロイズボンをタンスから出して用意していました。ついに履かされることになったわけです。あからさまに履こうとしないのを察知されたのでしょうか…。

 そんなわけで、渋々コーデュロイズボンを履いて出かけることになったのですが、家を出てしばらく行った階段のところで僕は立ち止まりました。足が上がらないのです。そう、遠足で筋肉痛になっていたのです。今でこそ遠足で筋肉痛になったのだと分かりますが、それまで筋肉痛になったことがなく、当時の僕にとっては初めて感じる種類の痛みだったのです。

不可解な痛みで不安になっている僕を見て、母親は僕がコーデュロイズボンを履かされて不貞腐れていると思っていたようで、めちゃくちゃ怒られました。

が、言い訳をしようにも筋肉痛という言葉を知らず、初めて感じた筋肉が痛いという感覚をどう伝えれば良いか分からず大袈裟に痛がっていると、コーデュロイズボンを履きたくないがために芝居を打っていると思われ、全然収拾がつきませんでした。

 

以上が僕とコーデュロイズボンとの因縁になります。今でもコーデュロイという生地を見ると、古傷が痛むというわけでもないですが、「筋肉痛」という言葉が浮かんできます。ものを覚えるとき何か他のものと関連付けると記憶が定着しやすいと言いますが、この場合はコーデュロイと筋肉痛とが関連付けられているわけですね。

不思議な取り合わせだ…

 

葉山 (@dekai_towel) | Twitter