【サザエさん】6/7放送分の感想(ネタバレ含む)
一話目 タラちゃんの花嫁
(ベール持ちを)やったことないでしょう?と言うリカに「あるですよ」と張り合うタラオ。「ママの結婚式でーす」と嘘八百。
磯野家にて
お姉ちゃんの結婚式の時にはまだ生まれてなかったでしょ?と正論のワカメ。自分も持ってみたいというタラオに対して「我が家では当分結婚式の予定はないからね」と現実を叩きつけるマスオ。
「みなさん三郎さん(三河屋)を忘れていませんか」とカツオ。
いい人がいるんじゃないの?と尋ねるサザエに「まだ発表する段階じゃないですけど」と三郎。もし結婚ということになればワカメとタラオに花嫁のベールを持ってもらうとのこと。なんかいいなぁこういう近所付き合い。
街中で三郎が女の人と一緒に喫茶店にいるのを見かける波平とマスオ。タラちゃんがベールを持つのも近いかもしれんな、と波平。
これは今月中にベールを持てるかもしれないよ?とタラオに告げるカツオ。なぜかと聞かれ、クラスの女の子が六月の花嫁は幸せになれると言っていたからと答える。
サザエたちが留守と聞き、ベール持ちのリハーサルを提案するカツオ。
「ちゃーんちゃーかちゃーん」ムードの欠片も無い。
「兄弟揃って何のマネ?」と花沢。前も堀川が勝手に入ってきていて縁の下にオタマジャクシを置いていたし、磯野家は今一度セキュリティを見直したほうがいい。
磯野家のゆるゆるセキュリティを抜けてきた花沢は、幼い頃ベール持ちをやった際に花嫁より可愛いと評判だった と言いふらす。苦笑するカツオ。
帰宅したマスオが花沢に預かったという封筒をカツオに渡す。誰にも見せないようにという注意があったとのこと。「花沢さんが見せるなってことは“見せびらかせ”ってことだよ」信用があるのか、むしろないのか…
カツオ「子豚の親戚みたいだけどね」カツオ曰く、“いい意味で”らしい。
喫茶店に入るフグ田夫婦。荷物から察するに百貨店か何かでしこたま買い物をした帰りだと見える。いい暮らししてるよなぁ…
マスオが店内に、以前三郎と一緒にいた女性が他の男性といるところを目撃する。
「三郎さんと比べて今いる人はどう?」と尋ねるサザエに忌憚ない意見を言うマスオ。
別の日
今度デートをする予定ができたと報告する三郎。それとなく諦めさせようとするサザエ。
街中で例の女性が会社の部下と一緒にいるところを目撃する波平。例の女性は結婚相談所の相談員であると聞かされる。
「デート?」という花沢さんの問いに対して「ノーコメント♪」とコメントする三郎。
後日 磯野家に三郎が訪ねてくる
「ふられました」と笑顔で報告する三郎。結婚相談所の人に「ふられたということはもっとほかにすばらしい人と出会えるチャンスができたっていうこと」と言われたらしい。三郎は扱いやすいなぁ…
サザエ「あの調子だとサブちゃんは当分独身ねえ」
駄菓子屋にて
店主「奥さん、本当にお若いこと」
サザエ「そんなこと言ってぇ」
店主「とてもお子さんが三人もおられるようには見えませんわ」
~おわり~
感想:オチはサザエさんあるあるでしたね。サザエさんというアニメを初めて見る人はきっと今ひとつサザエ、カツオ、ワカメ、タラオの関係性が分からないですよね。そして、三河屋の扱いやすさ。ふられたのはチャンスだ とはどれだけ使い古されたフレーズなんだろう… これがまかり通るのであれば、世の中の人は誰も結婚をしなくなりますよね…。
二話目 カツオ 動くポスト
波平「サザエ、タバコは?」「いつものが売り切れだったから買ってこなかったわ」
波平「じゃあ金は?」
カツオ「この貯金箱に入れておいたよ」
フネ「ああ、さっきそこからおつりを借りたよ」
カツオ「油断も好きもありゃしない…」
波平「わしのセリフだ」
その日から家中のいたるところに貯金箱を置いておくことにしたカツオ。邪魔になった小銭を入れてもらおうという魂胆らしい。
入っていた。「マスオ兄さんが入れてくれたんだ!姉さん、いい人と結婚したね!」
しかし、話を聞くとどうやらお金を入れたのはマスオではないらしい。電話で波平に聞いても入れてないとのこと。ワカメでもないようだ。
波平が帰宅後、小銭を玄関の貯金箱へ
「たった3円!?タマだって喜ばないよ!」
なおも、波平の3円を差し引いた241円の出どころがわからない。
カツオ帰宅
タラオが近所の人にお願いしたらしく、さらに増える貯金。お返しとしてアルバイトをする とカツオ。そこでなぜかワカメ登場。
1円も入っていなかったらカツオが怒るだろうと思い11円入れた と告白するワカメ。
宣言通り、お金を入れてくれた人へ恩返しをするカツオ。
近所の人にとどまらず、家庭内でも献身的なカツオ。むしろ気味が悪い…
~おわり~
感想:めちゃくちゃどうでもいい日常のひとコマでした。しかし、カツオの社交性があれば近所の人を助けてお駄賃をもらうというのは案外いいビジネスのような気がしないでもないですね。最近はいろんなものに宅配サービスがありますし。そして、お金の出どころがわからないときにワカメが自分が入れたと言わないところ、いいですね…。兄の性格をよく理解しているというか…粋です…。
三話目 姉さん 成長期
騒がしい と怒られるカツオとサザエ。「いつまでもカツオと一緒になってどうする!」※サザエ(24)
「今後一切、サザエを叱るのをやめることに決めた!」
フネ「タラちゃんもいるんですし、サザエもそろそろ落ち着いてもらわないと」
カツオ「それだとぼくが集中砲火を受けることになるじゃないか!」
波平「怒られるようなことをしなければいいんだ」正論すぎる…
なおも、姉さんもまだ子どもみたいなものだから僕だけ怒られるのは不公平だ、と愚痴をこぼすカツオ。ついこの間もクッキーを独り占めにしようとしていた、と摘発する。
タラオ「全部ママが食べちゃったですか?」
カツオ「大丈夫、ちゃんとここに…」と言いながら、引き出しを開けてクッキーを出そうとすると、そこにはクッキーの代わりに書き置きが。
※カツオ(11)、サザエ(24)
しっかりしなければと思い、庭で体操をしていたサザエ。しっかりするために何をしていいかわからなかったから体操をしていたとのこと。※サザエ(24)
一切叱らないという波平の作戦が成功し、家事を積極的に行うサザエだったが、新品の無地のシャツを色物と一緒に洗濯してしまうなどミスが多い。
叱らないと言った手前、強く言うことができない波平。
叱らないと波平にストレスが溜まりすぎてしまうため、サザエの分も自分が叱られようと考えるカツオだったが、いざとなると叱られるようなことが全く思いつかない。
波野家にて
サザエ「何をやっても叱られないから調子狂っちゃって」
タイコ「わたし、サザエさんが羨ましかったんですよ 叱ってくれる人がそばにいるって幸せなことですよね」
カツオ 学校にて
テストの返却。点数を見て喜ぶカツオ。「喜ぶ点数じゃないだろう」と先生。「これでお父さんに叱られるぞ」
この感じ…どこかで…!(【サザエさん】5/31放送分の感想(ネタバレ含む) - シリアナリシス の「眠れないタマ」を参照)
帰宅途中に、伊佐坂と遭遇し居酒屋でサザエの話をする波平。
この間、サザエがカツオを追い回していた時にサザエが履き物を落としていった、と履き物を渡される波平。
帰宅後
テスト用紙を見せようとするカツオを素通りし、サザエを呼ぶ波平。
ついにきた、バッカモーンタイム
「お父さん元気になってよかった」「よかったです」
またカツオを追い回すサザエ。波平に「サザエ、お前いくつになるんだ?」と呼び止められる。
なんだ、アンケートか。
~おわり~
感想:サザエが24歳の成人であると改めて認識させられる回でした。普通に見てたら24歳とは思わないですからね…ちゃんとしないと、と思って体操をするって思考回路どうなってんだろう…。たまにはこうやってサザエはいい歳だ、ということを見ている人に言っておかないと…。そして、タイコ「わたし、サザエさんが羨ましかったんですよ 叱ってくれる人がそばにいるって幸せなことですよね」この言葉はなんともハッとさせてくれますよね。反省することも大事ですが、叱られるのを受け流す というのもまた大事なんじゃないかと思います。サザエさんは受け流す能力が高すぎるのかもしれませんが…。